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私たちが日ごろ使っている日本語は、使い方次第で「はい」とも「いいえ」とも、また「どちらでもない」といった曖昧な解釈も出来る言葉です。しかし逆に日本語は、上手に使ったり、上手く解釈することで、さまざまな効用が得られる言語でもあります。【頭】【心】【体】という3つの要素によってさまざまな事象を解釈する方法論も、実は、この日本語を上手に活用することで成立しているのです。
すなわち、頭は「考える」こと、心は「思う」こと、体は「行う」ことにそれぞれ対応しており、私たちが普段「考えていること」「思っていること」「行っていること」が、どういう過程を経て言葉として成立し、表現されているのかを明確にすることが出来れば、問題の本質に迫ることが出来るのです。
人生のさまざまな場面で思い悩んだり、迷ったり、困ったりした時、誰もが「どうしよう!」という言葉を口にすると思います。もしこの言葉を「自分自身がどのようにしようと考えているのか」「どうしようと思っているのか」「どのようにしたいのか」という3つの角度から整理してみたらどうでしょうか。「どうしよう!」という言葉自体が意味する内容が、ずいぶんわかりやすくなるはずです。【考え】【思い】【行い】という3つの要素を当てはめ、色々な言葉を分類、整理すれば、それが表現している問題の本質を明確にすることが出来るのです。
私たちは普段、一つ一つの言葉の意味をなんとなく曖昧にしたままで、会話したり、文章を書いていますが、このように普段あなたが使っている言葉の意味を正確につかんでいけば、あなたの【考え方】【心持ち】【行動】がはっきり言葉の中に表れ、どこに問題があるかが明確になるのです。つまり、【頭】【心】【体】というカテゴリーに言葉を分類することで、自分自身の思考過程が整理され、「何をどういう気持ちで、どう考えることによって、どうすればいいのか」ということが明確化されるのです。